突然ですが、今日は2019年12月に出産した際の無痛分娩のレポートをしたいと思います。
4年前に息子を出産した直後から、「2人め産むときはぜっったい無痛分娩にする!!」と固く心に決めていたわたし。
娘を出産するにあたり無事に無痛分娩の処置をしてもらうことができました。
今回は無痛分娩での出産、かかった時間、費用についてまとめています。
出産を控えたママさん、無痛分娩が気になっている方、ぜひご覧ください。
ちなみに、結論を先に書いておきますが、
めっっっっちゃんこ痛かったです。
期待はずれでごめんなさい・・・でも、本当に痛かった・・・(´・ω・`)
この記事のもくじ
私が選んだのは計画出産による無痛分娩
実は4年前の息子出産時にも無痛分娩による出産を検討していて、処置を行っている病院を探していました。
しかし、当時まあまあの田舎に住んでいたため通える地域に無痛分娩で出産できる病院はゼロ。
和痛分娩を行っている病院が1つだけあり、そこで出産することになりました。
その病院の方針は計画出産ではなく「陣痛が強くなってきたら注射で痛みを和らげる」というもの。
ひとりめの出産にして超スピード出産だったわたしは、
↓
初めから10分間隔だったので即病院へ!
↓
子宮口8cm!分娩台直行!
↓
2時間半で出産!
という怒涛の流れに圧倒され、和痛分娩をやり損ねてしまったのです。
しかしもう同じ過ちは繰り返さない(`・ω・´)
ということで、今回は
・計画出産
出産日をあらかじめ決めて、陣痛促進剤を使って出産する。
陣痛が始まってから病院に行くよりも安心。
・無痛分娩
和痛分娩よりも痛みが小さい。
全く痛みなく出産できる場合もある。
の2つを行ってくれる病院で出産することにしました。
私が出産した病院では計画出産日は出産予定日の1~2週間前であること、出産時には感覚が全くないといきむのが難しいので完全な無痛にはしない場合が多いこと、また痛みは個人差があることの説明を受けました。
前置きが長くなりましたが、ここからは出産当日についてレポートします。
計画出産&無痛分娩レポート
破水を起こして分娩スタート
計画出産日の1週間前の検診で
・子宮口がある程度開いていれば出産当日に来院
・開きが悪ければ出産前日に入院し、バルーンを処置
とのことでしたが、私は2cmほど開いていたため出産当日に病院に向かいました。
朝9時、診察とともに破水の処置。
子宮口の開きは前回の診察時と変わらず2cmと言われました。
分娩台で準備完了!
用意してもらった前開きのワンピースのような服に着替えて分娩台へ。
まずは無痛分娩の薬を流す管を通すため、注射で背中に麻酔をされました。
ちょっとちくっとしたなーくらいの小さな痛み。
その後、背中に無痛分娩のための管を通されました。
背中なので見えないんですが、つっぱるような異物感!
しかし痛みはほぼ感じませんでした。
次は腕に針をさして点滴の準備。
腕の点滴は陣痛促進剤を流すためのものだと説明されました。
最後に、お腹にぺたぺた計器をつけてもらいます。
赤ちゃんの心音が聴こえるものと、お腹の張りが数値で出てくるもの。
準備はこれで完了です。
このときはまだ助産師さんや主人、息子と談笑したり余裕モードでした。
破水から1時間、促進剤を投入
破水から1時間後の午前10時、「1番少ない量から様子を見て促進剤を入れていきますねー」と促進剤の投入が始まりました。
なにかあったらすぐコールしてね!とPHSを残して、助産師さんはお隣の部屋へ。
無痛分娩の麻酔は陣痛が5分間隔くらいで定期的に起こるようになったらとのことでした。
何時間くらいで始まるのかなー?息子のお昼ごはんどうしようねー、とまだまだのんびりした空気。
投入からわずか20分で激痛…!
そわそわすること20分、いきなり
「いたたたたたたた!」
って声が出るほどの痛みが来ました。
1発めから痛すぎてびびる。めっちゃ痛い。これ陣痛だ。
計器を見てみてもなんか明らかにグラフがびよーんって上がっています。
その後、4分間隔で歯をくいしばるくらいのおもたーい生理痛みたいな痛みが2回。
もうだめ・・・と助産師さんを呼びました。
助産師さんに数値を確かめてもらったところ「わ!もう2分間隔!」とびっくりしていらっしゃる。
すぐに背中の管から麻酔を流していただきました。
麻酔による痛みは全くなく、背中に水が広がっていく感じ。
じわーっと冷たい感覚がありました。
10分後、麻酔が効いてきた・・・ような気もする
麻酔を流してから10分後の10時30分頃、下半身に少しピリピリした感覚がありました。
麻酔が効くのを待っている間ももちろん陣痛は続いていて、痛みが減ってるのかは分からない。
というか痛い。
・・・麻酔がなかったらもっと痛いの?すでに全然痛いよ?というレベル。
下半身にうまく力が入らなくなる人もいると言われたのですが、いきむ感覚も全然残っていました。
すぐに子宮口が全開に!
さらに10分後の10時40分、麻酔が効いてきたところで助産師さんが子宮口の開きをチェック。
なんと助産師さんもびっくりの子宮口全開。早すぎる。
私は陣痛が来るたびに
「いたーーーーーーーーーい!」
と叫んでいました。
赤ちゃんもいい具合に降りてきていたそうで、いつでもいきんでいいよ!と言われ、早くも出産体制へ。
普通に、ものすごく、痛い。陣痛が激しくなるタイミングに合わせてしっかりいきむこともできましたし、赤ちゃんがだんだん出てくる感覚もはっきり分かりました。
正直なところ、痛みは麻酔なしで産んだ長男のときと体感的には変わりませんでした。
陣痛促進剤からわずか1時間半、無事出産。
11時半。
陣痛促進剤の投与が始まってからわずか1時間半、
1回めの陣痛から1時間10分、
子宮口全開と言われてから50分。
あっという間の出産でした。
想像していた穏やかな出産とは程遠く、汗でびっしょり。
ずっと握っていた主人の手には、私が思いっきり握った爪のあとがくっきり残っていました。
4歳の息子は母が絶叫して痛がってる様子にちょっと引いてたと思います。トラウマにならないことを祈る・・・!
しかし、無事に産まれてきてくれた娘を分娩台で抱っこしたときは、本当に愛しくて愛しくて幸せな気持ちになりました。
産後の体調の戻りは良好
さて、全然普通に痛かったわ!二度と出産などするものか!と思っていた無痛分娩でしたが、ひとりめを出産したときと比べると体調の回復は圧倒的に順調でした。
ひとりめ出産時には痔になったためなのか出産後の痛みがひどく、泣きながら丸2日間ほど痛み止めをMAX量飲み続けたり退院日になっても歩くのが辛くてぐったりしていたり。
貧血もひどく、悪露も今回の出産時より量が多く期間も長く続きました。
また、切開した会陰の痛みも退院後しばらくは残ったままでした。
それと比べると、今回は出産当日こそ背中の管も入りっぱなしで会陰の痛みもあり(切開はしなくて済みました)、腰痛にお尻の痛みと満身創痍でしたが、出産の翌々日にはすたすた歩けるまでに回復。
前回数か月にわたって続いた骨盤の違和感もほとんどなく、退院後も回復の早さを生活のいろいろなところで感じています。
無痛分娩のおかげなのかもしれない!
無痛分娩にかかった費用
出産にかかった費用のうち無痛分娩に関連する費用は、63000円でした。
病院によって金額は異なるかと思いますが、ご参考まで。
内訳は、誘発計画管理料が13000円、無痛分娩費用が50000円。
また、私の出産した病院では、出産日が土日祝日の場合プラス2万円・深夜の場合はさらにプラス2万円の料金が必要でした。
計画出産で平日午前に陣痛促進剤の投与を開始する場合はこのプラス料金がかかるケースが少ないので、平均では計画出産の方が料金は安いと助産師さんが教えてくださいました。
計画無痛分娩のまとめ
ということで、まとめると
・出産の痛み
私は普通分娩で出産した長男と変わらない痛みでした。
産後の回復は無痛分娩の影響かは分かりませんが、すごく良好でした。
・分娩時間
1時間半の超スピード出産でした。
ちなみに、一般的には無痛分娩の方が時間がかかると言われています。
・かかるお金
私の出産した病院では、プラス63000円で無痛分娩を行うことができました。
結果的にぜんっぜん無痛にはなりませんでしたが、計画無痛分娩を選んで良かったです。
特に、計画出産にしておいて本当に良かった。
一人目にして2時間半のスピード出産だったので、今回は家に居るときに陣痛が来たら病院に着く前に産まれちゃうんじゃないかととても心配でした。
その点、病院で落ち着いて陣痛を待ち構えることができたのはすごく安心でした。
そして残念ながら私は麻酔の効果をほぼ実感できませんでしたが、あの陣痛・出産の強烈な痛みが63000円でなくなるかもしれない!というだけでも、払ってみる価値はあると思います。
出産方法で悩んでる方にとって少しでも参考になれば幸いです。